~ 2級FP技能士 独学合格への道 ~

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2級FP技能士 2008年9月学科試験 問題 30

金融資産運用

 金融商品取引法に関する次の文章の空欄(ア)?(ウ)にあてはまる語句
の組み合わせとして、正しいものはどれか。

┌─────────────────────────────────┐
│ 金融商品取引法により、金融商品取引業者は、第一種金融商品取引業、│
│第二種金融商品取引業、( ア )業、投資運用業の4つに区分して規制│
│される。                             │
│ 金融商品取引法では、投資者を( イ )投資家とそれ以外の投資家 │
│(いわゆる一般投資家)に区分しており、一般投資家に対する販売・勧誘│
│に関しては広告規制、( ウ )義務、適合性の原則などが適用される。│
└─────────────────────────────────┘
1.(ア)投資信託    (イ)機関 (ウ)契約締結前の書面交付
2.(ア)投資信託    (イ)特定 (ウ)面前説明
3.(ア)投資助言・代理 (イ)機関 (ウ)面前説明
4.(ア)投資助言・代理 (イ)特定 (ウ)契約締結前の書面交付



中野克彦
 解説者:中野 克彦

   (経営コンサルタント、CFP(R)、1級FP技能士)




解答と解説 正解:4 【金融商品取引法】


 金融商品取引法の問題です。この法律は、「金融商品販売法」や「消費者契約法」とは異なり、かなり奥深い法律になっています。

そもそも、金融商品販売法の昔の名前は、かの有名な「証券取引法」なのです。その当時は、金融先物取引法、有価証券に係る投資顧問業の規制等に関する法律、抵当証券業の規制等に関する法律、外国証券業者に関する法律など金融商品それぞれに、法律がありましたが、それらをまとめ、さらに証券取引法を強化させ、「金融商品取引法」になったのです。

今回は、この問題を通して「金融商品取引法」をマスターしていきましょう。


1.金融商品取引法でワンストップショッピング

今までは、株を買うなら証券会社、外国為替は金融先物取引業者、抵当証券は抵当証券業者と、それぞれ取引する場所に行かなければ買い物ができませんでした。そこで登場したのがワンストップショッピングを可能にした金融商品取引法です。

金融商品取引業者であれば、株、外国為替、投資助言などいろいろなサービスを私たちは受けることができます。



2.投資家のタイプを3つに分類

金融商品取引法では、次のように3つのタイプに投資家を分けています。

 プロ中のプロ → 適格機関投資家(証券会社や銀行など)
 プロ扱い   → 特定投資家(一定の要件を満たす会社)
 その他    → 一般投資家(個人投資家)

相手が一般投資家の場合には、取引をする前に、取引の内容を説明した書面を交付するなどの義務が証券会社にはあります。しかし、特定投資家の場合は証券会社にそのような義務はありません。プロ扱いされるので、当然知っていることとみなされてしまいます。



3.金融商品取引法の目的

ひとことで目的を言ってしまえば、「投資家の保護」です。
株などの発行者には、しっかりと情報公開することを義務ずけ、仲介者には、虚偽のことを言ったり、誤解を招く表示をしたりすることを禁じています。



4.金融商品取引法

もう少し金融商品取引法の詳細についてみていきましょう。

金融商品取引法の中身をみると、大きく3つの内容になっています。
 ・「発行者」→情報公開
 ・「仲介者」→仲介の役割と義務
 ・「投資家」→禁止行為

FPの問題では「仲介者」に関する問題が多く出題されています。


(1)「発行者」の情報公開

株式などの有価証券を、企業が発行しても、私たちはその情報を知ることはなかなか難しいものです。そこで、次の2つの情報が大切になってきます。

 ・証券情報・・・株式の種類や数などの、株式の情報
 ・企業情報・・・経営成績や財政状態などの、企業の情報

私たちはそれを、目論見書という形で直接確認することもできます。


(2)「仲介者」の役割と義務

まず金融商品取引業者には次の4種類があります。

 ・第一種金融商品取引業 → 株式や投信の取引業務
 ・第二種金融商品取引業 → ファンドやデリバティブの取引業務
 ・投資助言・代理業   → 投資家へのアドバイス業務
 ・投資運用業      → 投資家の資産運用業務

FPの試験では、「投資助言・代理業」について問われることが多くあります。


(3)「投資家」の禁止行為

これは、未公表の情報で取引をするインサイダー取引や、見せかけの取引をする相場操縦などを禁止するものです。試験ではあまり出されなさそうですが、私たちは気をつける必要があります。



いかがでしたでしょうか。とかく「投資助言・代理業」のところばかりが試験ではクローズアップされてきましたが、最近はこの問題をみても分かる通り「特定投資家」の話など、その範囲が広がりを見せています。

ここで説明したことは押さえておくようにしてください。最後になりましたが本問の答えは選択肢の4が正解になります。



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2級FP技能士 2008年5月学科試験 問題 22

金融資産運用

 預貯金の種類と特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1.貯蓄預金は普通預金と異なり、公共料金の自動支払いや、給与、年金の自
  動受取りの口座として利用することはできない。
2.決済用預金は、無利息・要求払い・決済サービスの提供という3つの条件
  を満たしている預金のことであるが、預金保険制度の全額保護の対象では
  ない。
3.スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を任意に
  設定する商品である。
4.ゆうちょ銀行の定額貯金は、据置期間が6ヵ月、預入期間が最長10年で、
  利子は半年複利により計算される。



中野克彦
 解説者:中野 克彦

   (経営コンサルタント、CFP(R)、1級FP技能士)




解答と解説 正解:2 【貯蓄型金融商品】


 特に難しい問題ではありませんが、貯蓄型金融商品は沢山あるため、いったいどこまで暗記をしたらいいのか迷うところではないかと思います。そこで、この問題を通して、チェックしておくべき貯蓄型金融商品について整理をしておきたいと思います。


1.○:貯蓄預金は、公共料金などの自動支払い、給与・年金などの自動受け
    取りの口座として利用することはできません。

2.×:決済性預金とは、無利息、要求払い、決済サービスの3つの条件を満
    たした預金のことをいい、預金保険制度により全額保護されます。

3.○:スーパー定期は、各金融機関が自由に金利を決めることができます。

4.○:定額貯金(ゆうちょ銀行)は、最長10年まで預け入れ可能で、預け
    入れ後6ヵ月間据え置けばペナルティなしで解約できます。利子は半
    年複利になります。


上記に関して疑問に思う方はいないと思うので、ここからは過去出題された、貯蓄型金融商品について紹介していきます。つまり、下記の商品についてはしっかりと学習しておきましょう、ということです。

下記は、2007年1月から2009年5月試験の間に出題された、貯蓄型金融商品の問題の選択肢をそれぞれ分類したものです。選択肢はすべて正解となるよう加工してあります。同じ問題もあえて掲載してあります。

これらをじっくりと読むと、どの商品のどの部分が出題されやすいのかがわかると思います。貯蓄型金融商品は必要最低限の暗記で乗り越えていきましょう。
これ以上の試験対策はないと思います。



●定額貯金(ゆうちょ銀行)-------------------------

(2009年1月)定額貯金は、預入期間中でも預入れの日から起算して6ヵ月経
       過後は払戻し自由で、最長10年間半年複利で預け続けることが
       できる。
(2009年1月)定額貯金は、原則として最長10年までの期間を設定し、千円
       以上千円単位で預け入れる貯金商品であり、自動積立て方式で預
       けることもできる。
(2008年9月)平成20年9月に満期を迎えた定額貯金を、再び定額貯金に預
       け入れた場合、国による保証は継続されない。
(2008年5月)ゆうちょ銀行の定額貯金は、据置期間が6ヵ月、預入期間が最
       長10年で、利子は半年複利により計算される。
(2008年1月)平成20年1月に、郵便局を通じてゆうちょ銀行に預け入れら
       れた定額貯金は、国の保証はなく、預金保険制度により保護され
       る。
(2008年1月)定額貯金の金利は固定金利で、半年複利となっており、預入期
       間に応じた金利が、預入時にさかのぼって適用される。


●貯蓄預金--------------------------------------

(2009年5月)貯蓄預金は、給与・年金等の自動受取口座や公共料金などの自
       動支払口座に指定できない。
(2008年9月)貯蓄預金は、給与・年金等の自動受取口座や公共料金などの自
       動支払口座に指定できない。
(2008年5月)貯蓄預金は普通預金と異なり、公共料金の自動支払いや、給与、
       年金の自動受取りの口座として利用することはできない。


●期日指定定期預金------------------------------

(2009年5月)期日指定定期預金は、据置期間経過後から、最長預入期日まで
       の任意の日を満期日として指定することができる。
(2007年5月)期日指定定期預金は、1年間の据置き期間経過後から最長預入
       期日までの間の任意の日を、事前に満期日として指定することが
       できる。


●定期貯金(ゆうちょ銀行)-------------------------

(2009年5月)ゆうちょ銀行の定期貯金は、預入期間が3年あるいは4年の場
       合、半年複利型のみである。
(2008年9月)ゆうちょ銀行の定期貯金には、預入期間が3年以上のものにつ
       いては、半年複利型のみである。


●大口定期預金----------------------------------

(2008年1月)個人が利用する大口定期預金で、預入期間を問わずすべて単利
       型である。
(2008年1月)大口定期預金の金利は、銀行との相対交渉によって決まるもの
       の、店頭表示金利がそのまま適用されることもある。


●決済性預金------------------------------------

(2009年5月)決済用預金は、無利息・要求払い・決済サービスの提供という
       3つの条件を満たしている預金のことであり、預金保険制度の全
       額保護の対象となっている。
(2008年5月)決済用預金は、無利息・要求払い・決済サービスの提供という
       3つの条件を満たしている預金のことであるが、預金保険制度の
       全額保護の対象となっている。


●外貨預金--------------------------------------

(2009年1月)外貨預金は、預金保険制度の保護対象外である。
(2008年9月)一般に、銀行の窓口で、円を外貨に替えて外貨預金に預け入れ
       る場合の為替レートは、TTSが適用される。
(2007年1月)外貨預金は、米ドル、ユーロなどの外国通貨建ての預金である
       が、為替変動による為替リスクがある。



●振替貯金-------------------------------------

(2009年1月)振替貯金は、無利息であるが預入れ限度額がない貯金で、全額
       が預金保険制度の保護対象となる。


●スーパー定期---------------------------------

(2008年5月)スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金
       利を任意に設定する商品である。


●スーパーヒット----------------------------------

(2007年5月)スーパーヒットは、据置き期間1年を経過した後は、手数料を
       負担することなく、いつでも自由に引き出すことができる金銭信
       託である。


●実績配当型金銭信託--------------------------

(2007年1月)実績配当型金銭信託は、委託者から引き受けた信託財産を信託
       銀行が管理・運用し、収益から信託報酬を差し引いた額を受益者
       に配当する仕組みの商品であり、元本保証がない。



出題には、かなり偏りがあります。出題された論点はしっかりと暗記してください。



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2級FP技能士試験は、3級に比べ学科も実技も広さと深さが増していますが、共通している部分もかなりあります。2級でしか勉強しない部分をまず押さえることが効率的に勉強をする方法の一つです。「独学」での合格も十分可能です。


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